アルファロメオ156GTA車検準備

先週からお預かりさせていただいておりますアルファロメオ156GTA。

いつも遠方からのご依頼ありがとうございますface02

まずは高回転まで回したあとにアイドリングに乱れがあるという事でテスター診断をしましたがエラーは検出されずicon10
とりあえずお客様が気になされていたプラグ(とりあえず前バンク側のみ)をチェック。

イグニッションコイルに外傷はありません。

プラグはというと・・・

こんな感じでしたicon10
締め付けトルクが弱かったのが少々気になりますが・・・。

そしてこの日はリフトアップしてフロント周りの作業に取り掛かります。

バンパーを外して出ないウォッシャー、鳴らないホーン、たまに消えるヘッドライトの修理ですicon10

まずはウインドウォッシャー。こちらはモーター音も聞こえませんので電源が供給されてないかモーター自体の不具合なのかemoji04

確認をしてみるとカプラーは接続されておりましたがヘッドライトウォッシャーのモーターの方でしたface07
ウインドウォッシャーの方の端子は腐食しておりましたので接点を磨いて接続し無事に復活icon22
ヘッドライトウォッシャーを埋めた際に間違ったカプラーを接続されていたようですface08
これって修理した業者の動作確認不足ですねface07

続いてはホーン。これも鳴らないと車検には合格しません。

ヒューズはお客様に確認してもらい切れてなかったそうなのでホーン本体を調べます。
配線を作ってバッテリーに直付けすると低音・高音共に元気に鳴り響きました。

ホーン本体でもなく、ヒューズでもなく、リレーでも無い・・・あとはステアリング内の基板。

このU字方のパーツの中に基板があるのですがその中にホーンの配線もあるんです。
当店の156GTAの部品と組み換えていると見事にホーンが鳴るではありませんかface08
こちらは原因が分かったので現在中古部品を探し中。

次はヘッドライト。前回、社外LEDヘッドライトから純正HIDに戻したのですが・・・たまに消えるとのこと。
バーナーは交換済みなので原因はバラストです。

以前、ヘッドライト内に水が入ってバラストが壊れたお客様には同年代のマセラティのバラストで対応しましたが現在はまず見つかりませんface07
そこで費用的にも安い社外バラストで点灯するように加工しました。これなら再びバラストが壊れても社外バラストで復活できますしicon22

当初の予定ではバーナー、配線共に加工無しでいける筈でしたが・・・
バーナーに接続するコネクターの向きが悪くヘッドライト内に干渉して回らずロックできませんface08
仕方が無いのでバーナーの接点を加工して180°逆転した位置で接点が合うようにして対策。

バラストはお客様のご希望で比較的交換が楽な場所に設置させていただきました。

とりあえずフロント周りの修理は一段落。
続いてはバッテリー交換とエアクリーナーのチェックです。

バッテリー交換でインテークパイプを外すついでにエアクリーナーのチェック。
車両購入時に交換されていたようでまだまだきれいですicon12

そしてバッテリーはアトラスバッテリーからBOSCH製の交換。


最後にブレーキフルードを当店の156GTAと同じブルーのフルードに交換です。

価格と性能を両立したコストパフォーマンスに優れたオイルで当店お薦めのフルード。
まあ世の中、高価なハイパフォーマンスフルードは数ありますが頻繁に交換するならコストパフォーマンスも大事ですね。
サーキットでも特に不満も無く気に入っておりますface02

さて、まだまだ作業はありますが・・・続きはまた後日。
  


2019年03月21日 Posted by masa156 at 17:21Comments(0)商品案内アルファロメオ作業