アルファロメオ159エンジンチェックランプ点灯

今回のお車はアルファロメオ159です。

板金修理でのご入庫ですが年内大変混んでおりましてicon10
先にエンジンチェックランプ点灯の原因を修理します。

早速テスターで診断すると・・・

前回消去して様子を見ていただいておりましたエラーが再発face07

お客様と相談した結果、排気カムセンサーと吸排気ソレノイドバルブの交換となりました。
左の画像が吸排気のソレノイドバルブ。

右の画像が吸排気のカムセンサーです。

まずはソレノイドバルブを交換。
取り外したバルブはもちろん目視では不具合は分かりません。

そして新しいバルブを装着icon12

続いて排気カムセンサー。
吸気カムセンサーは今回は見送りとなりました。

こちらのセンサーも目視では不具合は分かりませんねicon10

交換後のテスト走行では2000回転前後のハーフスロットルでの加速が向上したように感じましたicon14

そして数日後・・・
駐車場所の入れ替えの際、冷間時の始動でエンジンストールface08
再びエンジン始動した際もアイドリングがバラつき、その後通常のアイドリングに。

アイドリングがバラついた際はマフラーから黒煙が少々出ておりました。
診断の結果は複数シリンダーでの失火と2番シリンダーでの失火face08

エラー消去し翌日の朝、同じような状況でエンジン始動してみると・・・
今度は複数シリンダーでの失火と3番シリンダーでの失火がface08

プラグを外して確認しましたが不具合はなさそうなのコイルもしくは燃料系のトラブルでしょうかface07

不思議なのは一度回転が上がってしまえばその後の走行には問題が無いことicon10
本日も日中、数十キロテスト走行を行いましたが吹け上がりも加速も問題無し。
このような不具合が一番厄介で時間も手間も掛かりますicon11

過去にこのようなトラブルを思い出しました。
ルノー系のお車で何台か始動直後アクセルを踏み込むと回転がバラつきエンジンストール。
そこでエアインテークパイプの破損とスロットルバルブの洗浄を行ないました。

インテークパイプの蛇腹部分はひび割れはあるものの破損は無さそうです。
そしてスロットルバルブは結構汚れておりましたicon10

ワコーズのスロットルバルブクリーナーで洗浄を行ないました。

その後はリセットして作業完了icon23

ここまで数日間、朝一のエンジン始動、エラー診断、テスト走行、エラー診断を繰り返し症状を把握し・・・
その後、ハーネスやコイル、プラグの点検。
最終的にはインテークパイプの破損チェック、スロットルバルブの洗浄でどうにか現在エンジンストールが出ないようになりましたicon23
それにしても原因が掴み辛いこのようなトラブルは困っちゃいますねface07





  


2022年12月23日 Posted by masa156 at 16:16Comments(0)商品案内アルファロメオ作業